DirtNPが体験した「2010 Hidaka Two Days FreeRide Tour」

Posted by ホッパーちゃん On 8月 - 31 - 2011

現在エントリー受付中のJEC全日本選手権エンデューロ第5/6戦H.T.D.E.(日高2デイズエンデューロ)。本日、JEC PROMOTIONSに今年も体験ツアーが組まれるとの告知がアップされました。そこで、「終わった直後にアップしても次のチャンスまで丸っと一年あるんじゃ忘れちゃうよねぇ」という言い訳と共に寝かせていた2010年日高2デイズフリーライドツアーの参加レポートをお届けしたいと思います。今年のツアーに参加しようと思っている、またはオンタイム制エンデューロに初参戦してみようか迷っている、僕同様”ビギナー”な方に向けた内容となっておりますのでエンデューロ通な方はツッコミ少なめでお願いいたします。
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パルクフェルメに整然と並ぶエンデューロレーサーたち


伝統の日高2デイズエンデューロを
体験できるガイド付きツアーに参加


2010年9月、全日本選手権エンデューロを主催しているJEC PROMOTIONSさんから日高2デイズエンデューロの体験ツアー「日高2デイズフリーライドツアー」に参加しませんか、とご招待いただいた。これは日高を知り尽くしたガイドライダーたちと共に、全日本選手権エンデューロで実際に使用されるルートを走り、またスペシャルステージではトップライダーの観戦も楽しめるという贅沢なツアーだ。オンタイム制エンデューロは広大なエリアを使ってレースが行われるため、土地勘やレース進行の知識がないと充実した観戦をするのは難しい。以前、SUGO 2デイズエンデューロの観戦ツアーに参加した時も、ガイドの見事な(時間の)読みでトップライダーたちによるスペシャルテストを存分に観戦することが出来た。本格的なオンタイム制エンデューロ参戦への一歩が踏み出せない、とか、自分の実力で参加していいようなレースコースなのか判断がつかない、というライダーにはこれ以上ない確認方法なのでぜひともオススメしたいプログラムだ。

「え、だって全日本なんでしょ。参加していいかどうかの判断も何もホッパーなんかが出られるクラスないんじゃないの?」という疑問が湧いた人のために一応説明しておくと、全日本選手権エンデューロではほとんどのラウンドでMFJ公認クラスであるIA・IB・N(ナショナル)・W(ウィメンズ)の他に、B1・B2・C1・C2というMFJ”承認”クラスが設けられており、かなり幅広いレベルのライダー(それこそ僕のような)を受け入れる用意がされている。ぶっちゃけて言うと、オンタイムルールさえちゃんと理解・把握して、なおかつ”自分のことは自分でやる”というごく当たり前のこと(タイスケ放送アリの草レースに慣れきってるとここが結構難関?)が出来れば、普通のグルグルエンデューロに出るノリで参戦したって全然問題ないと思う。なんとなくの印象だけで、全日本選手権エンデューロ = オンタイム制 = 本格ヨーロッパ風 = 一見さんお断り、みたいなイメージを持ってる人がいそうだったので念のため。

現地スタッフのみなさんによるレース運営はアットホームな雰囲気満点


オフロードライダーならいつかは
行ってみたい土地、それが日高――


さて、どこへ行くにも腰重め、基本自宅引きこもり派な僕がなんでよりによって北海道で行われるエンデューロレースの会場まで足を運ぼうという気になったかと言えば、やはり「日高」という言葉が持つネームバリューというか”特別感”によるところが大きい。おおざっぱに言うと菱形をしている北海道(怒られるぞ…)のどのあたりに位置するのかさえ分かってないくせに「日高」という言葉は知っている。この感じ、インターネットのない時代から毎月2冊も3冊もオフロードバイク専門誌を買ってきたような人なら共通の感覚としてあるんじゃないかと思う。ずっと前にFRMに掲載された「再び、あの森へ。」という記事が素晴らしい上にPDFで公開されているのでぜひ読んでみて欲しい(右下のボタンんを押すと全画面表示になります)。書いてあることを読んで「なんだやっぱ軽々しく出られるようなレースじゃないじゃん」と思う人もいるかも知れない。確かに伝統あるレースなのは間違いない。けど、困難を前にした時の興奮みたいな感覚を同時に味わっちゃったという人は多いに”素養アリ”だと思われるので、遠い国で行われている自分には一生関係ないものとしてではなく、いつかは自分も飛び込むことになる世界の話、として読んでいただきたい(僕がこの手のことを書こうとすると超クドくなりがちなのでこの辺にしときます)。



日高へ行こうという気になったもうひとつの理由は、中標津に住むTiLT Racing(僕が所属している草モトクロスチーム)北海道支部のメンバーであり友達のオッタン一家のもとを訪ねたかったから。DirtNPの前身であるダートヌポーツ時代からこのサイトを見てくださっているコアな方なら知っている人もいるかも知れない。道東・中標津に住む少年オッタンをFMXが好きな変な小学生としてWebでイジり始めたのは2004年とか? Peakさんたちと行ったNook County Minimoto Campで初対面した時はまだ6年生だったかな。その後も東京に来てもらってHERO’Sにみんなで出たり、JMX北海道大会(NBで出場)に応援に行ったりとチームみんなでの交流が続いてきた。

2009年のJMX北海道大会に応援に行った時。頭のデカイ人もなんとか飛行機に乗れた



中標津空港に降りたった僕を出迎えてくれたオッタン(当時中3)は、前に見た時よりもさらにひと回り大きく、というか”うすらデカく”なっていた。学校の運動部顧問たちが勧誘に来る、というのも納得(でも帰宅部)。中身は相変わらず何を考えているのかさっぱりわからん感じ。ちょっと話をしてみても、相変わらずモトクロスにガツガツしてなくて、自分が練習行くよりも子供たちにミニモト教えてる方が楽しい~、みたいなところがある。いざレースに出ると結構エグい攻め攻めの走りをするんだけど、本人は山みたいなとこ走ったりするのが好きなんサ~、とオッパパ(父親)からも聞いていた。実は僕はオッタンにエンデューロってものを見て欲しかったのだ。

僕らTiLTのオッサンメンバーたちはオッタンに「これ以上速くなるなよ~。昇格してIBとかならないでくれよ~。怪我するのとか見たくないぞ~。今のテクニックがあれば一生楽しく走れるからな~」と常に言っている。まぁ普通は逆かも知れない。速くなれ、上手くなれ、目指せA級! でもオッサンがホビーでやるモトクロスと、大人の想像を超えたスピードで進化・ステップアップしていく子供たちの世界はやっぱりどこか違う。できる子、できない子、速い子、速くない子の差がハッキリするし、狭くて小さい世界なりのしがらみもある。子供は子供なりに親の期待に応えようという気持ちとそれが叶わなかった時に感じる挫折もある。だから、趣味でやってる大人たちと違って、終わりの時がやたらあっけなく来たりする。ステップアップできないから辞める、速くならないから辞める、または他人からしたら何でもないと思うような理由でモトクロスから離れてしまう人たちもいる。人ん家のことだからとやかく言わないけど、もったいないなぁと感じたことは僕自身何度かある。全員が全員、デッドエンドまで行って続ける・続けないの判断をしなくてもいいのに。

何が言いたいか自分でも良く分からないんだけど、せっかく北海道という素晴らしい場所に住んでいて、もし何かの拍子に純粋な競技としてのモトクロスに行き詰まることがあっても、もっと楽しいことをやってる人たちはワンサカいるし、そこには挑戦する価値のあるレースが待っているし、モトクロスが全てじゃないんだぜ、ってことを知って欲しかった(誤解されないように書いておくと、別にオッタンが何かに行き詰まってるとかそういう訳ではない)。今回、BIGTANK MAGAZINE編集長春木さんの好意でHusqvarna TE250をお借りしたのだけど、公道区間が無かったら間違いなく2日目はお願いしてオッタンに体験してもらってたと思う。早くオッタンがバイクの免許取れる年齢になりますように(本人に取るつもりがあるかどうかは未確認)。

BIGTANK MAGAZINE春木編集長(のお兄ちゃん)からお借りしたHusqvarna TE250。さいこうでした


日高2デイズエンデューロ
快晴の中、DAY1スタート!


実はこの旅、中標津で遊んでる時間の方が圧倒的に長いんだけど、そっち書き始めると大変なロングレポート(しかも日高関係ない)になっちゃうので思い切って割愛。いやー、美味しいものもいっぱい食べたし道東さいこうだったわ。また行くます。という訳で、オッタンとご両親、そしてオッタンのいとこふうやの5人で日高に到着したところからスタートです(中標津から普通に遠かった……。オッパパ運転乙)。



前の晩に泊まった日高青少年の館を出発し、日高国際スキー場ロッジ前の駐車場を利用したパドックに車を進めた時にはすでに各テントにバイクの姿は無かった。そっか、バイクはパルクフェルメ(車両保管所)に預けちゃうんだっけな。この”遠足だと思って来たのに教室に誰もいない感じ”に毎回ドキッとする……。こないだ爺ケ岳行った時も思ったけど、全日本エンデューロって特に盛大なアナウンスがあるわけでもなく、エントラントが自主的に動いて粛々とスタートしていくイメージがあるんだな(お前が普段からタイスケ把握してなさ過ぎなんだよ! と怒られそうだけど)。体験ツアーのスタートまではまだかなり時間があったので、みんなでスタートの様子を見守った。



しばらくスタートを見たあと、オッタンもお世話になってたりするMotoZIPのヒータンおじさんこと坂下さんにコーヒーいただいたり、北海道のオフロード事情を撮りまくっているルナルナさんにご挨拶したり、佐藤敏光さんの奥様である加世子さんに「僕、SUGOで本にサインしてもらったことあるんですよ!」とミーハーアピールしてみたり。気候も超温暖な感じで、もうこのままお茶飲んで一日終わってもいいんじゃないか……と思い始めた頃にサイティングラップ?を終えたライダーたちがパドックに戻ってきて俄にピリッとした空気が漂い始める。真剣な面持ちで整備を始めるライダーたちを見てオッタン&ふうやも「あれ、さっきスタートしていったと思ったらナニナニこれは何が起きてるの?」という表情。横にいる僕は、「うむ、これこそがエンデューロじゃ」みたいな顔をして腕組みしてるだけで、実は良くわかってないので何も言わない。



ガイドライダー伊藤聖春さんに
連れられて体験ツアーに出発


そうこうしているうちに体験ツアーの集合時間が近づいてきたので自分も準備。ニーブレイスするのが約1年ぶりと気付いて愕然とする。こんな普段からバイク乗ってないオッサンが恐れ多くも日高なんか走っていいのだろうか……。JECの人に「雨降ってないし、今年はルートも簡単な設定だからホッパーでも帰ってこれるよ!」と言われたのを信じるより他無し……。集合場所に行くと新型セローのおじさんとWR250Rに乗った若者がいた。え? これだけ!? なんでも去年の体験ツアーは10人近く人がいたそうなのだが、結構エグいシチュエーションだった&ガイドの方のドSスイッチがONになってしまったせいで、一部阿鼻叫喚なツアー参加者がいたとかいないとか…… 🙂 。ふ、不安……。と思っていたら、ヨロヨロと借り物のHusqvarna TE250を押し歩く僕をオッタンが雛鳥を見る母親のような目で見ていた。中学生に心配される38歳。

BMW G450Xに乗って颯爽と登場したガイドライダーは僕でも知ってる超有名人・伊藤聖春さんだった。うはー、ISDEライダーにガイドなんてしてもらっていいの? と心の中で思っていると、大型草食動物のような目が「今年は優しくするから大丈夫だよ……」と物語っていた。ホッパーちゃん、本当に大丈夫かい? とやっぱり不安そうなオッタン一家に見送られつつ「すぐ戻るからー(根拠レス)」と出発。一気に目の前のゲレンデを駆け上がっていく。基本はレースのルートをなぞりつつ、スペシャルテストでバイクを止めて観戦、というツアーなのだけど、いろいろ寄り道もしてくれる模様。まずはリフトの頂上駅まで行き、そこから見える日高のパノラマを堪能した。

一気にリフトのてっぺんまで。まずは見晴らしを堪能



「それではクロステストの会場までオンコースを走ります。ライダーが来たら道を譲ってくださいね」と先導しつつ、僕らの走りを見てはところどころでライディングについてのアドバイスをくれる伊藤さん。前を走っているはずなのに、後ろ見てないはずなのに、僕がどうやって走ってるかをビシビシ当ててくる……こええ。落ちる鱗が足りなくなるくらい色々教わりながら林道・舗装路を走り継いでクロステストへ着くと、もうひとりのガイドである、こちらもレジェンドライダー源治篤さんと合流した。クロステストの会場はジャンプとかはないけど(上手い人なら)思い切り開けられそうなグラストラックのコース。DAY2最後に行われるファイナルクロス(2日間完走した人のみ走れる)もここが使われるということだった。と、伊藤さんがスタート用のゲートへスルスルと入っていき、さ、どうぞとばかりに先を促す。そう、日高の体験ツアーは状況次第だけどスペシャルテストも走れちゃうのだ。「いえ、結構です」という訳にもいかないのでとりあえず皆で走ることに。下はmoto禅さんからサポートして頂いたGoPro HDによる映像。正直ヘボ過ぎて恥ずかしいので見ないで欲しいけど、TE250は当然としても、セローもWR250Rも普通にガンガン走れる気持ちよいコースだったことをお伝えしておきたい。

■クロステスト

携帯向け動画リンク

Husqvarna TE250の
ホッパー的インプレッション


ここで、お借りしたHusqvarna TE250のホッパー的インプレッションを。ルートはJECの人が言った通りで、とても走りやすいコンディションだった。とはいえ、初めて乗るバイクで走ることに不安が無いわけはなく…、乗り始めはかなり慎重に様子を見ていたんだけど、それもすぐに杞憂と分かった。(これはセッティングの問題かもだけど)サスが硬くて疲れることも、パワーが出すぎて腕が上がることも、車体が重くて憂鬱な気持ちになることも無し。さすがにエンデューロのコースなので、木の根が斜めに出現するウッズや、深い轍が走るトレールもあるんだけど、バイクのおかげでかなり楽させてもらえたと思う。というか、ボディアクション無しで地蔵のように座ってただ開けていてもどんどん進んで行ってくれる……。レーサーなんだけど、”物凄いトレールバイク”みたいな優しい乗り味でとにかく楽だった。エンストしてセル回す度に、楽ばかりしてホントすいませんという気持ちになったことを覚えている。

後ろ姿もカッコ良し。本当に乗りやすいバイクでした。感謝


エンデューロテストと
(個人的に)恐怖の階段下り


エンデューロテストのスタートエリアに行くと、そこには数名のライダーが順番を待ったり、KTMブースで休憩したり、ライダー同志談笑したりしている。一見和やか過ぎて「これがレース中か?」とも思えるんだけど、さっきまでニコニコしていたライダーがおもむろに準備を始めてスタートゲート前に並ぶ頃にはすっかり集中状態が出来上がっている。この緩急はやはり源流であるところのトライアルに通じるものがあって見ていて面白い。これを自分がやるとなったらどうだろう。2日間まるまる緊張しっぱなしでは疲れるだろうし、こういったセルフコントロール術もエンデューロテクニックのうちなんだろうなぁ、と思った。

なんか林道ツーリンググループが休憩してるようにも見える……


レース中に話しかけちゃまずいと思ってそっとカメラを向けたらポーズとってくれたAD/tacさん


トップライダーは少しでも重量を軽くするため、テスト区間中はウエストバッグを置いていく



ここでも伊藤さんはライダーたちの波が途切れるのを待って、スタートゲートをくぐっていく。しばらく先導(というかすぐ見えなくなっちゃった)してもらった後、またまたひとりで先に行きなさ~いモード。さすがに”エンデューロ”テストというだけあって、このスペシャルテストが一番全長が長いし、アップダウンやちょっとした渡河もあったりしてバリエーション豊か。どっち曲がるのか分からなくて変な林に突っ込みそうになったりしつつも、次々とシチュエーションが変わるコースを10分以上も走れるというのは、ミスに対するプレッシャーゼロの気楽なレース傍観者としては最高の体験だった。ただ、雨が降ったりしたらきっとあちこちで止まることになるはず、と思った。そしてきっとそっちが本物の日高に近いんだろうなぁ、とも。

■エンデューロテスト

携帯向け動画リンク

そうそう、エンデューロテストを走り終えてエクストリームテストの会場へ向かう途中、僕個人的に日高2デイズ最大の難関が待っていた 🙂 。階段下りである。時々やってくるライダーたちが躊躇なく一気に下っていくのを見て、正直「無理……」と思った。ツアーメンバーのふたりが割とサッと行っちゃったもんだから、しょうがなくというか意を決して降りてみたら確かになんてことはなかった。でも、雨が降ってたりしたら、やっぱり相当嫌だったろうな……。

当然なにごともなく下る伊藤さん。これ怖いと思うの僕だけなのかな……



迷い込んだエクストリームテストで
エンスト連発→強制退去に……


3つあるスペシャルテストの最後はエクストリームテスト。丸太やら何やらが置いてあるアレだ。”エクストリーム”という単語からは程遠い人生を送ってきた僕はまさかここも走ることになるとは思わなかった。MFJ承認クラスだってエクストリームテストは走らないわけだから、さすがにちょっとだけ「いやいやいや!」と抵抗してみたんだけど、最後にはなんかもう全部トライしないと勿体無い気がしてきたのでとりあえずゲートをくぐってみた。ほぼ丸太1本ごとにエンストして、最後には係の人に「もうライダーたち来ちゃうのでコースから出てください……」と言われて強制退去……。いつか走りきれるようになっていきたい。

■エクストリームテスト

携帯向け動画リンク

エクストリームテストに臨むIA吉川和宏



クロステスト同様会場全体を見渡せる上、イレギュラーな事態も起きやすいため、観戦客の数も多かった。今年の日高2デイズエンデューロでは、このエクストリームセクションがゲレンデ麓に移設されるということで、パドックからのアクセスもより容易になって観戦ポイントの目玉となることは間違いない。公認クラス以上のライダーにとっても一番の見せ場となるはずだ。

日高青少年の館の夜と
走る伝説・安喰好二さん


そんなこんなで初日を終え、日高青少年の館へ戻った僕らは大浴場へ直行。部屋へ戻る前にオッパパたちと喫煙所でダベってた時にいきなり缶ビールをくれたのが写真の安喰好二さんだった。もしオッタン一家がひとり決めていいよと言われたら、文句なしにこの方がMVPに輝くはず。そんくらいオッタンやふうや、もちろんオッパパ・オッママの興味を独り占めしていた。だって、1988年参戦していた当時のXR250&ビンテージルックを持ち込んで、全日本Nationalクラスで4位に入賞しちゃうんだもん。前通る度にオッタンが「来た! あの人来た!」と目を輝かせてたけど、たぶん僕はその78倍くらい目ぇキラキラさせてたはず。そんくらいカッコ良かった。パドックでのパッと見はただの酔っ払いのようにしか見えないのに(失礼)、エンデューロ業界ではもはや”走る伝説”状態の偉人とのこと。朴訥とした語り口で、我々が若い世代について与えられる影響についてとても感銘を受けるお話を聞かせていただきました。世の中には凄い人がいるなぁ……。

古いXR250で参戦! このルックスで速いのは完全に反則だと思った



雪虫の舞う中で行われた
ファイナルクロス――――


明けてDAY2、体験ツアーも少し短めに終了(それでも一周はさせてもらった)。みんなでファイナルクロスを観戦する前にパドックへ行くと、2日間走りきったライダーたちが最後のヒートレースを前に?バイクを整備していた。正直もうヘトヘトな様子の人が熱心にフェンダー裏の泥を落としている。ブーツ履いたまま屈み込んで泥落としてるんだから疲れるに決まってるが、時間内に少しでも車重を軽くするぞ、という真剣な顔から「ああ、そっか。ここもレースの一部なのか」と気付かされる。

エンデューロファンにはおなじみ真奈さん。ファイナルクロスを前に目に気合いが入ってる!


2日通して完走した者しか走れないファイナルクロス。JNCCばりのグラストラック横一線スタートは迫力満点、かつどのクラスでも熱戦が繰り広げられていて、誰かも分からずバトってるライダーを応援してしまう(安喰さんが来るとオッパパも腕回してた)。かなり疲れそうなスプリントなのに、なんというか、見てハッキリ分かるくらいタレてる人がほとんどいなかったように思う。

最後の全日本IAクラスがスタートする頃になると、空に白いモノがちらほらと舞い始めた。「雪!?」と思ったら虫だった。”雪虫”といって、これを目にするようになるともうすぐ初雪が来て、冬になるんだよ、と教えてもらった。まるで映画のエンディングのような光景は、これで日高での死闘もおしまい、みんな自分を相手に良く頑張った、と誰かがねぎらっているみたいに見えた。なんか美味しいところは自分ばかり味わってしまった2日間、田中太一内山裕太郎とかカッコいいな、と思えるライダーや大人には出会えたようだったけど、オッタンたちはどう感じたんだろう。少なくとも僕は「次は自分が出たい」と思った。またしても人に頼りっぱなしで、その時点でエンデューロに出場する資格あんのかよ、という気もするがヒータンおじさんたちが来年はバイクを用意して待ってるよ、と言ってくれた。しかし、こちらの都合でどうしても出られないのが本当に悔やまれる。2012年の同じ次期までDirtNPが続いていたら、今度こそきっと行けると思う。そう思って、僕も日々の運営に真剣に取り組もうと考えている。

スタートは横一線。グリップのいい路面でみんな全開! 迫力あります



生まれて初めて見た「雪虫」。冬の訪れを告げる風物詩とのこと


表彰式もみんなイイ顔。(一年遅れの)みなさんお疲れ様でした


番外編:有名人と3ショット。トシ西山さんと


番外編:有名人と3ショット! KTMジャパン社長ミヒャエル・シャノーさんと



8 Responses to “DirtNPが体験した「2010 Hidaka Two Days FreeRide Tour」”

  1. […] DirtNPのホッパーさんが参加したフリーライドツアーのレポート>>> […]

  2. […] DirtNPのホッパーさんが参加したフリーライドツアーのレポート>>> […]

  3. […] DirtNPのホッパーさんが参加したフリーライドツアーのレポート>>> […]

  4. 匿名 より:

    俺も最初は信じられなかったんだけどね。
    百聞は一見にしかず

  5. ヒータンおじさん!! より:

    今年の日高の
    俺のチームの第一ライダーが
    「来ない!!!」
    って・・・

    パパから

    きいたんですけど・・・・

    • hopper より:

      ぎゃあああああ! 第7使徒ぐらいにしておいて下さい……。近々菓子折り持っていきます(←じゃ出ろよ)。

  6. 良いレポートですね。特に、歳のせいか安喰好二さんの記述とトシ西山さん写真の部分には惹かれました。
    私も一度で良いので日高を走ってみたいです。
    体力を復活させ、右膝の古傷の治療して、準備しようかな。
    そんな気にさせて戴きました。
    ありがとう。

    • hopper より:

      治しましょう治しましょう。そしてエンデューロらしく長い目で見ていきましょー。

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