BMW Motorrad GS TROPHY 2010 海外ライディングへの近道とは?

Posted by ホッパーちゃん On 12月 - 21 - 2010

11月13~21日の日程で開催されたBMW Motorrad GS TROPHY 2010。事前に国内で行われたBMW Motorrad GS Challenge 2010の選考会で選ばれた一般ライダー3名の挑戦に同行したジャーナリストの田宮徹さんから写真とコメントが届いたので掲載いたします。BMWのGSシリーズオーナーになるということとは――。僕なんかは実際に行けるスキルがなかったとしても、道さえつながってさえいればロマンを感じられるタイプなので真剣に考えちゃいますね……。


BMW Motorrad GS TROPHY 2010 海外ライディングへの近道とは?

すばらしい体験をして、日本へと帰ってきてから、「いったい、いくらぶんの体験だったのか?」ということを考えてみた。

GSトロフィーは、2008年に始まった、ドイツの本家BMWモトラッドが主催するバイクイベントだ。詳細は公式ページ(英語版日本語版日本語公式ブログ)などにもあるが、簡単に言うなら、BMWのF800GSを使ったアドベンチャー&キャンプツーリングと、ライディング系や体力系などのテストによる国別対抗戦を、合体させたイベントだ。

2008年の第1回大会は、アフリカ大陸北側のチュニジアで開催。そして2回目となった今大会は、大陸南側の南アフリカ(南アフリカ共和国→スワジランド王国→モザンビーク共和国→南アフリカ共和国)で行われた。走った道の感じや競技の内容は、ムービーを見てもらうのが一番手っ取り早いかもしれない。大会期間は、前夜祭を入れて8日間。1チームは、3名の一般参加ライダーと1名の帯同メディアで構成され、今回は全10チーム(13カ国)が参加した。

さて、で冒頭の「いくらか?」について。じつはこのイベントでは、現地までの往復エアチケット代、現地での燃料費や飲食代、さらにキャンプで使ったテントやシュラフ、そして高価なBMWのラリースーツ3やネックブレイスなどが、BMWから提供される。もちろん、これだけ大きなイベントだから、現地ではメディカルチームや車両のメンテナンススタッフなども充実しているし、荷物だってすべてクルマで運んでくれる。それらの恩恵をすべて受けた上で、新車で借りたオプションパーツ満載のF800GSをボロボロになるまで使い倒して、なんとタダなのだ。

では、もしもこれに近い経験を自腹でしようと思ったら、どれくらいかかるのだろう?

帰国して1ヵ月が経ち、ちょっと冷静に感動を振り返れるようになったころ、参加したチームジャパンのメンバーに、質問してみた。メディアとして同行した僕の予想価格を含めたその平均額は、軽く200万円オーバーというものだった。しかも、個人でその金額を払ってGSトロフィーの行程をトレースすることができたとしても、「世界中のライダーと友だちになれる」という特典までは、得ることができない。

ところで、GSトロフィーの一般参加ライダーになるためには、各国で行われる国内選考会で、上位3名に入る必要がある。日本の場合、毎年6月に行われているGSチャレンジというイベントのなかで、この選考会が併催されている。2010年は、100名弱が挑戦。これには、BMWのバイクオーナーであれば参加可能だ。

だから、BMW乗り以外が、今後2年に一度のペースで開催することが予定されているGSトロフィーへの参加を目指すなら、まずは選考会に出るためにバイクの入手が必須となる。

ビッグバイクが中心で、高品質ということもあり、BMWのバイクは、単純な金額として考えれば安くはない。でも、もしも本当にGSトロフィーの代表選手になれるんだったら、それは200万円以上の宝くじに当選したようなもの。つまり、バイク代がタダになったとも考えられる。

個人で海外ラリーなどに参加するのは、それはそれで楽しいだろうけど、準備はかなり大変だし、助けてくれる仲間もたくさん必要だ。かといってレンタルバイクでのツーリングでは、そこまでのムリはできない。そしてどちらの場合も、それなりの経費がかかる。

でもGSトロフィーなら、大半の面倒な準備とコストを省いたうえで、アグレッシブでエキサイティングな海外ライディングを体験することができる。

ちなみに、プロレベルのライダーは、GSトロフィーの代表選手にはなれない。また現在のところ、一度参加したひとは選ばれないことになっている。選考会は、予選・決勝とも一発勝負の連続だから、上手なライダーでもミスすることはある。つまり、一定レベル以上のライダーなら、だれにでも代表に選ばれるチャンスはあると言ってよいだろう。

そう考えてみると、「海外のオフロードを思いっきり走ってみたい!」という願望があるなら、BMWのオーナーになって練習を積むことは、その夢を実現させる近道のひとつなのかもしれない。

(取材・文:田宮徹 写真:BMW Motorrad/田宮徹)










One Response to “BMW Motorrad GS TROPHY 2010 海外ライディングへの近道とは?”

  1. スティギー より:

    オフ車乗りならいやバイク乗りなら中古GS入手してでもGSトロフィーにチャレンジする価値がある思います。
    日本では経験できないオフロードが待っています。そして世界中のライダーと一気に友だちになれます!
    私はバイク人生で最高の経験を得ました。

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