2010 #MXoN :Team Japan 悔しさだけが残った13回目のMXoN

Posted by ホッパーちゃん On 10月 - 15 - 2010

真っ青なThunder Valleyの空に舞う熱田孝高。

2010 Red Bull Motocross of Nations、Team Japan(成田亮熱田孝高三原拓也)の記録。管理人がモタモタしてるうちにお届けするのが大変遅くなってしまいましたが、DirtNP特派員のフォトグラファー長見拓郎から送られてきていた写真とレポートをアップします。

汚れたウェアが痛々しい成田亮。最後までトラブルを抱えたままの苦しい闘いだった。


レース3のグリッドにて。レース1でのエンジントラブルを修復して臨んだが、またしてもトラブルに襲われる。


MX1クラスの成田亮は一時上位に食い込む走りを見せるなど、Team Japanのエースとして希望を与える走りを見せてくれたが、レース1・レース3ともに相次いだエンジントラブルに泣き、終わってみれば38位と34位の結果となった。

3万2000人の観客を前にして、難関4連ジャンプを飛びきる熱田孝高。


標高1740mの高地には週末を通して強い日差しが照りつけていた。


MXoN日本代表入り9回目の熱田孝高。ひょっとして世界最多?


9回目のネイションズ代表入りはもちろん日本最多の熱田孝高はOPENクラスに出走。予選の走りからひと桁フィニッシュが期待されたが、決勝では15位と19位。この結果には本人も納得が行かず、事前に示唆していた今後のTeam Japan代表引退の意志を撤回した。

海外レース参戦そのものが初めてという三原拓也だったが世界の強豪を相手に堂々たる走りを見せた。


決勝スタート直前には強いプレッシャーを感じていたはずだ。


誰かひとりだけが速くても勝てないのがMXoN。堅実な走りで代表としての責務を果たした。


MX2クラスを担当した三原拓也。40台グリッドの半数を占める450cc相手にパワーで劣る250ccで挑み、両ヒートとも30位というリザルトを残した。初めての海外レースであることも考えれば、チームとしての仕事を充分果たしたと言えるのでは。

MX2クラスのウィナーはKen Roczen。MX1ライダーを凌駕する走りで会場を沸かせた。

Team Japan 悔しさだけが残った13回目のMXoN

総合19位。日本代表メンバーが持つ本来のポテンシャルを考えれば、大変悔しさの残る成績だ。予選通過ラインが上位19カ国、20番目は敗者復活枠だから、つまり日本代表チームは決勝進出国の最下位だ。世界の壁は高かった、と言えばそれまでだし、マシントラブルという不運が重なったからだ、と考えることも出来る。しかし僕には、30カ国が参加したMotocross of Nationsの舞台の上で、Team Japanは明らかにまとまりの欠けたチームのひとつに見えた。結果的に上位のリザルトを獲得したチームには、対照的に統率力が見て取れたし、少なくとも”本部”と呼べる場所が確保されていた。そして各代表チームが目指す場所がより明確だった。

フランスにはキッズクラスからフェデレーションが指名する強化選手のチームがあり、Motocross of Nationsの制覇を目指して選手の育成を進めている。ベルギーではMXoN代表監督が責任を持って選手を選ぶ(この際、ランキングはあまり関係が無い)。あるいはオランダ代表のように、チャンスが無ければ出場しない、と早々に判断するのも一つの手だろう。上位の常連チームに共通しているのは、そのゴールが明確で、共有されていることだ。

一方のTeam Japanは、目標がどこにあったのか、そして誰が”実際に”責任を持ってまとめているのかが定かではない。なんとなく囁かれていた「過去最高位」を目指していたのなら、誰がこの敗因を検証するのだろうか。日本チームの団長や監督と言った肩書きは、何のためにあったのか。

全日本選手権からワークスチームが撤退していく時代である。万難を排して、このイベントに参加できただけでも良し、と思うべきだろうか? 僕はそう思わない。日本を代表して闘った選手達は、レースをするために、身を削って遠くアメリカ・デンバーまでやってきたのだ。今のままでは気の毒だと思う。

日本代表チームの参戦は今年で13回目だった。チームの体制や、ライダーの選考方法等々、過去の参戦経験が活きた場面があったようには思えない。毎年、代表チームをリセットしていたのでは、これから先も同じことが続くだけだろう。日本の参戦が来年も続くのであれば、今年の結果を検証して経験を蓄積する必要があるだろう。しかしそれをまとめる組織も、日本にはまだないのだ。(長見拓郎)

※タクローへの仕事依頼はt☆nagami.netまでどうぞ。記事に関する問い合わせ(クレーム含む)はhopper.dirtnp☆gmail.comまでお願いします。☆を@に変えてね!

あちこちで聞こえた「U! S! A!」に混じって「Red! Bull! Girl!」の歓声も。日本人には大味すぎ?


Trey Canardは12位と7位。チームでは優勝したが、同じMX2クラスを走るRoczen、Wilsonの後塵を拝した。


レース2、1周目。450の#3 Shortと#33 Townlyに250で挑む#11Roczenは、直後に2台をパスしてトップに立つ。


イギリス代表チームのDean Wilsonは8位と6位。MX2クラスではRoczenに次ぐ好成績。


オーストラリアのTK!? Brett Metcalfe。


どや顔がむかつくけど、う、うらやましい……。日本代表来年の課題!?



USA歓喜の表彰台。地元で勝てなかったAndrew Shortは、喜びつつも悔しさを滲ませた。


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